コウライモロコ

体長  最大15cm(よくとれるのは7〜9cm)

分布  濃尾平野。和歌山県から広島県までの本州瀬戸内側。四国の吉野川。

矢作川での生息域  ほぼ全域。本来、イトモロコなどより下流を好むのだが、矢作川にはダムが多いため上流域まで多く生息する。

 

体はずんぐりと太短く、鼻先は丸く見える。雑食性で水生昆虫、付着藻類など何でも食べる。産卵期は5~7月で、粘性の弱い卵を砂泥の水底にばらまく。1年で5~7cm、2年で8~10㎝に成長する。シラハエ(オイカワ)釣りではムギ、ムギバエと呼ばれて外道扱いすることが多い。しかし、甘露煮にするとオイカワよりも骨が柔らかく美味しいので専門にねらって釣る人も。この場合、オイカワよりもゆるい流れの岸際をねらい、エサを底に這わせて釣る。